来い
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来い

 目的:
屋外で呼び戻しのブラッシュアップを行います

 屋内で「アトム」と呼べば寄って来るようになっているので、屋外で本格的に教え始めました。これがしっかり出来ないと、何かあった時に、そのままどこかへ行ってしまい迷子になったり、犬嫌いの人に不快な思いをさせてはいけないと思い、事有るごとに確認しました。
 回りに人や、犬が居ない場合は結構上手に出きるのですが、やはり気が散るときはなかなか呼んでも来てくれません。そこで気が散っている時はロングリードを使って呼び戻しを教えました。
 ロングリードの説明は以下にしますが、散歩の時、拾い場所でロングリードに鳴らしておきます。

ロングリードの作り方:
1.ホームセンターのような所で、長いロープを買う(5〜10m位)。あまり細いと持ちづらいのでそこそこの太さの、出来たらナイロンでない方が火傷をしないかもしれません。

2.適当な大きさの”なすかん”を買う。これは首輪に止める部分になります。

3.なすかんとロープを結びます。結び方はもやい結びが丈夫でよいと思います。
 もやい結びの結び方をご存知ない場合は、インターネットで検索して下さい。丁寧に説明してあるHPが有ると思います。手で持つ部分を持ちやすいようにわっかにしても良いと思います。

 これでロングリードが出来ましたので、最初に書いたように広い場所で離す場合にこれを着けて、ロングリードに慣らし、又呼び戻しの練習をしながらアトムを自由に遊ばせることが出来ます。

 「来い」をブラッシュアップします。
1.このロープを首輪につけ、座れをさせロープ一杯離れます。この時ロープを引っ張って犬に刺激を与えないようにします。

2.十分離れたら犬の名前を呼んで、アイコンタクトをします。アイコンタクト
が全てのコマンドの基本だと思います。犬がこちらを向いたら犬の名前をやさしく呼び、「来い」と言います。別のコマンドを使用したい場合は「来い」置き換えてください。

3.「来い」のコマンドを出したら、有無を言わせず物を引っ張るように、強引
に引き寄せます。犬が「えっなんで、どうして」と言いたそうな顔をしたら大成
功です。こちらに向かって歩き出したら「カキ」っとクリッカーを慣らし、その行動が良いことなんだよと教え、そのまま引き寄せ、傍まできたら思いっきり誉め(これもコマンドを理解させる基本ですね)ご褒美をあげます。
 この無理やり引き寄せるのがポイントです。犬に強いストレスを与える事によって、犬に何でだよという気持ちを起こさせ、犬に強く印象付けることが出来ると思います。
 この方法は、インターネットで躾方を調べていたときに、あるプロの方のホームページに有ったものです。その方曰く、

犬に教える方法は3つある。
 偶然
 誘導
 強制
そして強制が一番犬の自発性を引き出すことが出来るので、一番早く教えることが出来る。
と言うようなことが書いてありました。
他のコマンドを教えた時はこれほどの強制は使いませんでしたが、呼び戻しの場合は距離があるので、偶然や、誘導を使いづらくこの方法を採用しました。

4.これを繰り返し、十分傍に来るようになったらひもを取り、引っ張らなくて
も来るように繰り返します。

5.強制で教えた場合、最初はしぶしぶ来ることが多いのですが、徐々にブラッシュアップします。
少しでも早足で近づいたら、「カキ」とクリッカーを鳴らし、その行動を良いことだと教えます。傍に着たら大げさに誉め、ご褒美もいつもよりたくさんあげ、アトムにその行動がとっても良かったことを教えます。これは偶然を利用する方法ですね。

6.「来い」の場合、ボスのすぐ前まで来て座るのが基本らしいのですが、餌で誘導し目の前に座らせてから一杯誉めました。

 その他に、ロングリードで自由にさせておいて、他のことに気を取られ油断している時に、「アトム」と呼び、ロングリードをチョンと引っ張り、アトムに合図を送ります。それでアトムがこちらを向いたら「カキ」ですね。鳴らすとご褒美欲しさによってきますのでご褒美、一杯誉めるをやります。こちらに来なかったら有無を言わさず引っ張り寄せました。


 今でも大好きなメス犬が着たりすると、呼んでも来ないことがありますので、完璧ではありませんが、焦らず気長に教えてゆきます。

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