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クリッカーを使う意義
 なんでクリッカーを使うんだろう?何時まで使えば良いんだろう?などなど、メモ代わりに

 4年近くアトムにクリッカーを使ってきました。今はウランにも使っています。最初の頃は色んなコマンドを教え易いから、と言う理由で使っていました。で、使ってみて最近はどう思っているかと言うと、アトムに対してはクリッカーでなくてももう良いや、です。その理由は、アトムはこちらが物を教えようとしているという事を理解しているように思えるからです。後の方で「バーンを教える」で書こうと思っているのですが、アトムが自分から色々考えて、私が要求している事をこれでいいの?と私にぶつけているように思えます。こうなればもう「良し」のコマンドだけでも十分なんでしょうね。
 ここまで来るのにクリッカーはとっても役に立ちました。じゃクリッカーじゃなくて「良し」のコマンドだけだったらどう?と思うのですが、たぶんそれでも出来たと思います。但し経験が豊富ならば。
 最初に飼っていたG・シェパードを訓練に出した時の、見よう見真似だけでアトムを教えていたのでは限界が有ったと思います。クリッカーを使うことにより、アトムの利点ではなく、私がこれからアトムに何か教えよう。という気持ちになれ、そのために私がアトムの行動を良く観察し、何とか何か使えるものが無いか?何か引き出せないか?という積極的な気持ちになれたと思います。
 もう一つはクリッカーを手にする事によって、アトムが「あっ、あれやるんだね」と態勢を作れるようになることだと思います。コマンドだけで教える場合は、こちらが教えようという態勢だという事をアトムが気づき辛いと思います。
 後は特徴的な音で覚えやすいというのもあるかもしれませんが、これはなんとも言えません。

 どちらにしろ、ウランに対してもクリッカーを使って行くつもりですが、その時に以下の事は十分注意するつもりです。
(1)私が楽しくなかったらやらない
(2)クリッカーに十分慣れたら、考えさせるように試す
(3)理解して行動しているかどうか確認する
(4)ウランの個性に合った動作を見つける(多分全部アトムと同じコマンドは教えないと思います)

 今の所こんなでしょうか。お恥ずかしいですが、なんだかんだと言っても、犬の訓練は結局は犬ではなく人間の訓練なんですね。アトム、ウランを通して成長したいと思う今日この頃、まだまだ成長期前のおぢさんの独り言でした。

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