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えっ!僕知らないよ

 長さ5センチ、直径1.5センチくらいのプラスチックの容器を炬燵の上に置きちょっと目を離しました。
 ふと振り返ると炬燵の上にその容器がありません。その横をアトムがコソコソっと背中を向けて遠ざかろうとしています。

 ハァハーン「アトム!!」

 とちょっと厳しく呼び止めました。ビクッとしてアトムが振り返りました、でもその顔は明らかに

 「えっ!僕知らないよ」

と絶対とぼけた顔をしています。

だ け ど

「何だよ、唇が横に広がっているのはナニ?!!」

思わず大きな声で言ってしまいました。
だって、知らん振りしてるのは目だけで、口はちょっと開いて、唇の両横が飛び出しています。容器を横に咥えて隠したつもりだったんでしょうね。

大笑いしたのは言うまでもありません。


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