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お姉ちゃんにご飯もらっておいで

 ある土曜日の夕方です。アトムが下の居間に行ったり、また2階の私たちの部屋に上がってきたりウロウロし出しました。

 カミさんが「お腹がすいているのね、XXにあげてもらおうか」と言いました。XXとは下の娘の名前です。
 時間もちょうど夜の食事の時間だったのでアトムに「アトム、XXにご飯もらっておいで」、「お姉ちゃんにご飯って言っておいで」と言いました。
 するとアトムは分かったと言いたげにサッサッサと階段を下りてゆきました。

 いつもならこの後アトムが娘にご飯を催促する「ワンワン」という声が聞こえるのですが、今日は静かです。変だなぁ、娘が居ないのかな。居なけりゃアトムは又上がって来るしなと思っていたら下から娘の声がしました。

 「ネェ、アトムにご飯上げていいの?」
 「あっ、良いよ。XXにご飯もらっておいでってアトムに言ったから降りていったんだよ」
 「さっきから私のそばでずーっと手を上げているんだけど」

 あはははーっ、今日はワンワン吼えて催促するんじゃなくて、ハーイって片手を挙げて気を引いてご飯をもらおうとしてたんだ。

 色々考えてるなヤツも(^_^)


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