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お買い物のお手伝い楽しいよ

 夜アトムが暇そうにゴロゴロしてる時でした。なんだかのどが渇いたので外の自動販売機に飲み物を買いに行こうかとふっと思い立ちました。

 コンピュータの電源を切ったら、案の定出かける合図だとアトムが悟ってガバッと起きて私にくっ付いて来ました。どうしようかなぁと思ったのですが、気晴らしに連れていってみようかと考え「アトム、お前も一緒に買い物に行く?お手伝いしてよ」と言ってみました。
 彼はそれを聞くと 「オーッ、行く行く!絶対一緒に連れてって!!」と大はしゃぎの大張きりで「ウオン、ウオン」と大喜びでした。

 まっ、夜だしすぐ近くだから一々首輪をつけてリードで繋ぐの面倒だからとノーリードでそのまま夜の道路に出ました。

 「後へ」と言ってアトムを側につけて一緒に夜の道路を一緒に歩き、近くの自動販売機まで行きました。そこで「座れ、待て」と座らせ飲み物を買い、アトムが持てるように一本だけビニール袋に入れて「テイク」と言い咥えさせました。

 さぁ帰ろう、「後へ、運べ」と言って一緒にお手伝いをさせて帰りました。もうアトムはうれしそうで得意そうに尻尾をブンブン振り、目をキラキラさせて私の方を見ながら胸を張って、こんなアトムは久しぶりだと言うくらい堂々とお手伝いをしました。

 家に帰って「お母さんに持って行って、2階だよ」と言うとビニール袋をブンブン振り回しながら「お母さんただいまーっ、いい子にお手伝いできたよ」って体全体で言いながら階段を駆け上りカミさんに飲み物を届けました。

 2階からはカミさんの「アトムーっ、ありがとう!!」というとってもうれしそうな声が聞こえてきました。


 それ以来こんなアトムの姿が見たくって何度も夜の買い物に出かけるようになりました。アトムもこのお手伝いが大好きで、出かけにカミさんから「アトムお母さんにジュース買ってきてね」と言われると、「うん!まかせといて、よっしゃーっ!」とブルンと振り返ると楽しそうに付いて来る様になりました。

 あんまり可愛いので写真に撮ろうとしましたが、何せ真っ暗闇に真っ黒いアトムなのでちゃんと写真が撮れません。それでも何とかアトムが白いビニール袋を咥えている写真が撮れましたので載せてみます。
 どうですか?アトムの顔見えます? 得意そうでしょ。 写真を撮るために待たせておいたので、いつもの生き生きとした得意顔がそのまま表現できないのが残念ですが。


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