座れ
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座れ

目的:座れを教えます

 クリッカーを持って、犬の様子をよく見ます。犬って時々自分からえんこしますよね。そのタイミングを逃さずに「カキ」っとくリーカーを鳴らし、ご褒美をあげます。この時「良し良し」と言ってもかまいません。ついつい言ってしまいますけど。どんな格好で座ろうと、とにかくお尻を床につけたら「カキ」−>ご褒美、を繰り返します。
 この時「座れ」というコマンドをまだ付けません。お尻を下ろすことが良いことで、それをするとご褒美をもらえるという事を理解させます。
 段々上手になって来たら「座れ」というコマンドを付け「カキ」をします。

 本当はこれだけでよいのでしょうが、私は気が短いのと、アトムとのやり取りを楽しみたかったので、偶然にお尻を付ける方法と、誘導する方法を併用しました。
 餌をアトムの目の前に出し、集中させます。そのまま餌を頭の上の方に持ち上げてゆくと、それを追って顔を上げます。餌を段々アトムの背中の方に動かすと、アトムはそれ以上顔が上がらないのでお尻を下ろして餌を追おうとします。お尻をつけたら「カキ」−>ご褒美+いっぱい誉めます。

 これを繰り返しているとすぐにお尻を付けることを覚えます。上手になったら、誘導しながら「座れ」というコマンドをつけます。

 コマンドを理解しだすと、「座れ」と言うとお尻をつけますので、すかさず「カキ」−>ご褒美+いっぱい誉めます。

 ここまではただお尻をつければ良いので、格好は足を崩していてもまいません。でも格好良く座って欲しいですよね。で、これからブラッシュアップします。

 アトムは足を崩して座ることを小さい時からしていたので、ちゃんと座れるようになるまで時間がかかりました。クリッカーの基本ではちゃんと座れた時にクリッカーを鳴らし、それが良いことだと教えるんでしょうが、アトムはちゃんと座ることが少なかったので、ちょっと軽い強制と、誘導を使いました。

 「座れ」と言って座らせます。この時アトムは足を崩そうとするので、首輪をちょっと前の方に引きお尻を上げさせ、足をちゃんとした格好にしてから、ゆっくりお尻を戻させます。うまく座れたら「カキ」ー>ご褒美+いっぱい誉めます。
 これを気長に続けました。「座れ」と言って必ずちゃんと座れるようになるまで数ヶ月かかりました。特に神経質にならず首輪を引っ張る方法と、餌を持って誘導しているときは、餌を一瞬前の方に引いて体を浮かせる方法を併用しました。

 今でも足を崩して座る方が楽なようです。この格好で座っている方がかわいいので、「ぷーさんずわり」という特技にしました。いつか写真でお見せします。これをやると家中の女性陣が「かわいーー」と誉めるので、アトムもまんざらではないようです。アトムも人間が喜ぶ反応を引き出せる手段を又ひとつ手に入れられました。アトムの方から積極的に人間から反応を引き出せる手段を一杯教えてあげたい。

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